ロードレースを舞台にした青春ミステリ小説、短いのもあって一気読み。ほろ苦くも瑞々しい読後感。 つくづく「sacrifice=犠牲、献身」という単語は、ロードレースを象徴する言葉なのだと思います。 アシストはエースのために汗を流すことしか出来ない。エースは勝つことでしかアシストに報いることが出来ない。誰が、何のために、誰に対して献身を捧げるのか。 行きつ戻りぬサクリファイスの積み重ねから明らかになる真実に、何とも言えない気持ちになりました。 いつか、日本人が当たり前にグランツールを走る姿を見たい。 しれっとしていながら実は出来杉君な主人公ってわりと好き。 しばらくサボっていたブログを再開して、人に紹介したくなるぐらい良かったです。 |
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爆笑問題・太田光と宗教学者・中沢新一の対談。今読み終えた。新書の対談集なので読みやすい。
太田光は熱いね。その上、その思いを何とか自分の芸として伝えようともがいているのがまた熱い。 最後の方は少し宗教や人類愛みたいな感じでしつこい感じがしたけど、ほとんど納得出来る。。。セコい言い方をすれば「自分の考えに近い」。 九条を含む日本国憲法が、ある意味現実に出現してはならないほどラジカルかつ偶然の産物であること、まずそれは誇りたい。 そして太田が「この憲法を変えてしまう時代の一員でありたくない」と言うけども、そう思う。少なくとも今の自分は改憲の共犯者でありたくない。 戦争放棄という無茶を内面に抱えつづけること、そのジレンマに悩みながらもなんとか折り合いを付けてやっていくこと。 その姿勢こそが九条の理念の崇高さだと思うし、勇気のいることだとも思う。それはよく思う。 、、思うけど、じゃあその矛盾だらけの姿が、例えば前の総理大臣のシンプルな言葉と対比してどう優っているのか?崇高であればいいのか?勇敢なら良いのか?というのがここのところの課題。 それが「世界遺産」であれば果たして納得出来るのか。 |
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「DEATH NOTE」の原作を読み終わる。
全12巻の漫画単行本がこんなに長いとは!!1ページあたりの情報量が多いうえ、登場人物の1人1人が持っている情報を反芻しながら読まなきゃならないので、正味2週間もかかってしまった。 どちらかというと、こちらの頭が悪いのかもしれない。 結局今日の休みを利用してラスト4冊を一気読み。 主人公とライバル達の丁々発止のやりとりには胸躍るものがある一方、内容としてはやっぱりなんだか苦々しいものがある。 超人的な推測力も凄まじいが、蓋然性は高いが確定的とは思えない情報を元に、信念を従ってその場で決断が下せる主人公というのは正に神か悪魔か。。。 主人公と彼を追いつめようとするライバル達の描写は、なんとなく「ジョジョの奇妙な冒険」のDIOとジョースター家の関係を思い出させた。「駆け引き重視の心理戦」というスタイル以外の部分でも、、なんというか雰囲気的なところで。 「友情・努力・勝利」の時代にジャンプを読んだ世代として「ジャンプらしくない」マンガだと思って向かったけど、案外ジャンプ的だったのか? 毛色の変わった作品がポッと出るのは、血を入れ替え続けて保守化を避けるジャンプらしい強さかもしれない(小畑健氏がベテランなのはいちおう承知の上で)。 Lが映画よりお茶目な人物で好感が持てた。ミサミサがいじらしかった。 内面のセリフ、口から出た会話の吹き出し、通信での会話の吹き出し、それらをコマに重ねながら同時に画の中のノートに文字が書かれていく。重層的な言葉の絡み合いを解くのが大変。 などといいつつ、仕事から帰宅してこれをちょっとずつ読み進めてから寝るのが楽しい2週間だった。今度は映画の後編も観ないと。 、、、あと一つ引っかかったこと。 名前が重要な意味を持つだけに、世間に配慮して現実にはとてもありそうに無い人名を登場人物の名前に選んだんだろうとは推測しつつ、、しかし。 とてもあの両親(特に生真面目な父親)が、自分の息子に「月(ライト)」なんてハジけた名前を付けるというのには無理が、、、。 |
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とくれば読書の枕詞。
読んでいます。。。漫画を。 しかし、、こいつは読み応えがある、のか知らないうちに自分のマンガリテラシーが低下したのか。。。 読めても1日2巻分がやっと。 |
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いまさらながら松本大洋の漫画「ピンポン」を読む。貸してもらった。
映画の方は公開時点で見ているので、タイミングとしてはかなり出遅れた感じ。 映画→原作の順で見たわけで、実写での表現とか再現性とかそういうところがどうしても頭の片隅に残りつつ、1巻から最終5巻まで一気読み。 してみると映画版って結構、ていうかかなり細かいところまで忠実に実写化したのね。 vsドラゴン戦で、ラバーが球を捉えてドライブがかかるのを接写しているコマがあったんだけど、確か映画の中でもCG化で全く同じ風に表現されてたと思う。 セリフも忠実に再現しつつ、でもその台詞回しが浮いた感じでもなかったし、的確にニュアンスを捉えた巧みな実写化に思えてきた。いや、元々好きな映画だけど。 あっと、これじゃ映画評だ。じゃなくて今は漫画の方。 まず基本的に熱い感じで好き。 映画は尺が決まってるんで、落とされた部分もある。そういう部分でいえば、孔なんかは漫画の方がかっこよかった。描写が厚い分、原作の孔の方がヴィジュアル・メンタルの両面で男前っぽい。 あとコマの構図がいい。映画のシーンで、元になったコマと全く同じ構図の場面がかなりあったように思うんだけど、これはやっぱり元々の漫画の画が良いから使いたくなるわけで、そういうコマのうまさやスピード感の乗せ方もかなり魅せてもらった。 というわけで、思わず「YUMEGIWA LAST BOY」を口ずさんじゃったりしつつ読みました。 そして引き続きセットで貸してもらった「鉄コン筋クリート」を読むわけです。 こっちは原作→年末の?映画の順になるな。 |


